雨の河川敷に立つ紙鯨。黒髪と眼鏡、紙の髪飾り、波模様の紺の衣。空には紙の鯨が泳ぐ。

Music for what remains.

紙鯨

KAMIKUJIRA

感情が終わったあとに残るものを、音にする。

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この夜の、先へ1ST ALBUM 夜を泳ぐ

01 WORLD

消えたものたちが、わたしの音をつくっている。

謝りたかった。
引き止めたかった。
どちらも言えないまま、夜になった。

紙の鯨は、
水を吸いながら泳いでいる。

帰る場所を知っているのかは、
わからない。

最終電車の雨に濡れた窓。遠い街の灯りと、車内の小さな明かりが重なる。
THE LAST TRAIN 夜の入口

降りる駅を、
ひとつ過ぎた。

23:48 / 夜渡り

02 MUSIC

夜を泳ぐ

1ST ALBUM / 08 SONGS

壊れそうなまま、泳いでいく。
紙鯨「夜渡り」のジャケット

TRACK 0123:48 / 夜の入口

夜渡り

降りる駅を、ひとつ過ぎた

沈んだ紺

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01 / 08
八つの曲、八つの記憶。ALL TRACKS

時刻は、このアルバムの物語を表しています。

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03 COLORS

夜に残った色。

人の声を忘れても、
あの部屋の明かりを覚えている。

MEMORY IN COLOR

深く沈めた感情

言葉にすれば終わるから、 ふたりとも黙っていた。

04 LETTER

送らなかったもの。

この夜の、余白に。

FRAGMENT 01

「元気でね」と打った。 送らずに、画面を伏せた。 元気でいてほしい。 それは、ほんとうだった。

送信しなかった言葉

FRAGMENT 02

窓に映った顔に、 泣いた跡はなかった。 いつもの駅で降りる人を、 座ったまま見送った。

最終電車

FRAGMENT 03

ポケットの紙は、 雨を吸ってやわらかくなっていた。 広げずに、 もう一度、しまった。

ポケットの中

紙鯨。黒髪に紙の鯨の髪飾り、波の柄を重ねた紺の衣。

05 PROFILE

紙鯨 KAMIKUJIRA

感情が終わったあとに
残るものを、音にする。

言えなかったことは、
消えたわけじゃない。

雨音にまぎれたり、
電車の窓に映ったりして、
日常の中に残っている。

低く、近い声で。
紙鯨は、その続きを歌う。

05:06 / 痛くない日

まだ、痛い?

ううん。今日は、痛くない。

「痛くない日」を聴く
夜明け前の海沿い。曇り空の下に濡れた道が続き、街灯にはまだ明かりが残る。

05:42 / 夜明け前

空は、まだ晴れていない。

それでも、
ドアを開ける。

「晴れるまで、待てない。」を聴く